レトロゲーム販売 通販ショップの駿河屋

ディスクシステム ヘッド調整

11,095 Views

必須工具:六角レンチ 1.27mm
便利工具:マイナスドライバー



上部の黒いディスク挿入部の両側についている小さなバネを、取り外します。
ピンセットで慎重に外しましょう。すっ飛んでいく可能性が高いです。



反対側には2か所あります。



中央に見えるギアを回すことによりヘッドの位置を調整できます。
このギアを反時計回りに回し、ディスク軸にヘッドを近づけていきます。
ギアを回す際はマイナスドライバーなどに引っ掛けて回すとやりやすいと思います。



ヘッドの正位置を確かめる方法はいくつかあります。

まず見て分かる位置。
中央のやや上、金属の横棒の上に穴があります。
一番下の金属板にも穴が開いていて、この3つが重なる位置が正位置です。

また聞いて分かる位置。
ギアを反時計回りに回していくと、ヘッドがディスク中央にゆっくり寄っていきます。
そしてある一定の位置を過ぎたところで、一気にディスクの端までヘッドが移動し、
「カチッ」と音がなります。
音の鳴った位置が正位置です。

二つを合わせれば、まず間違いなく正位置を求められると思います。



ヘッドは正位置ですが、
ディスク軸の位置が斜めになっているので、これを直します。



ディスク軸から出ている突起がネジ(いわゆるイモネジ)なので、精密ヘックスレンチで、回します。
ディスク軸が回るようになるので、このイモネジがヘッドに真っすぐ向いている状況が正しい位置になります。



ディスクユニットの上部に黒いパーツを取り付け、小さなバネを取り付けます。
実際には入れませんが、ディスクが入った状態の方がバネを伸ばさなくて済みます。
下にピンセットで引っ掛けて、上に伸ばして取り付けるとやりやすいと思います。



反対側は2か所ありますが、隠れていないので、こちら側の方が簡単です。



この程度まで仮組をして、動作確認をします。
ディスクユニットの上部に取り付ける黒いパーツの両脇のバネは面倒ですが
付けた方が結果が正確だと思います。

これでディスクを読み込めば、ヘッド位置調整は完了です。
元通りに組みなおし、最後にもう一度動作確認して完了です。
お疲れ様でした。

ちなみに、万が一、ディスクが読み込まない場合でも、エラー21、22でなければ、
他のディスクで試してみてください。
ヘッダの読み込み失敗は、このエラーコードが出ます。